おさんぽリトミック in 浜松

浜松市の親子で楽しむリトミック「おさんぽリトミック」 *連絡先:osanpo.hamamatsu@gmail.com *会場:あいホール、アイミティ浜松

赤ちゃんはリトミックできないの?

「5ヶ月の赤ちゃんですけど、リトミックできますか?」

赤ちゃんはリトミックできないの?
答えは、「NO。」です。

リトミックは、音楽を聴いて、「自分で判断をし」、自らの筋肉を使って表現をします。
判断や筋肉の発達がまだの間は、「できますか?」と聞かれたら、答えは「NO。」です。

でも、「参加してもいいですか?」と言われたら、「喜んでYES !!」です。

皆さんは、文字が読めないなら「絵本は読めますか?」「NO。」「じゃあ、読みません。」・・・そうやって子どもを育てますか?
読めないうちから何冊も何冊も素敵な日本語と絵を見せるから、子どもの美しい言葉や感受性が育つのではないでしょうか。

赤ちゃんはリトミックできないの?

赤ちゃんはリトミックできないの?

赤ちゃんはリトミックできないの?

この子たちのこんな瞬間を、「リトミックできているか」というだけで判断するなんて、なんて寂しくてつまんない子育てでしょう。
私がママだったら、たとえレッスンを切り上げてでも、この表情と瞬間を大事にします。

赤ちゃんはリトミックできないの?
楽しそうに動いている、自分よりちょっとだけ大きな子どもたちの動きを見ることが、この子たちの成長を促します。

赤ちゃんはリトミックできないの?

この子の足が上がっているのは、ママの足が上がっているからです。
ママと同じ高さまで上げようとするから、子どもも精一杯の筋肉を使って「足を上げる」という動作をするのです。

そして、ここには、「ぞうさんをイメージする音楽」が付いています。
「ぞうのように大きな体だと思って歩く」イメージと、「足を上げさせる音楽」が、筋肉の使い方を補助します。
それがリトミックです。

「できる・できない」をお母さんが判断できるものではなく、どの段階から「できているのか」なんて、素人のお母さんの目には分からないはずなのです。
子どもの可能性は、「信じる」ことからのスタートです。
できることだけをやらせていたら、成長も発展もありません。

赤ちゃんはリトミックできないの?

お母さんの背中で、子どもはこんな顔をしてリトミックに参加しています。
お母さんの気持ちを通して、鼓動を通して、体を通して、静かに静かに、音楽の雫が子どもの心に染み込んでいきます。
「この子はやっていない。できていない。」って、シャッターを下ろすのはまだ早いと思いませんか?

子どもの気持ちと表情を、お母さんは100%見逃さずにいるわけではないのです。
子どもには子どもの感受性があり、お母さんの幅で判断していると、大きな可能性を見逃す恐れがあります。

どうぞ、子どもの可能性を信じて下さい。
「できる・できない」「やっている・やっていない」だけで、判断しないでください。


私たちは、プロです。

お母さんたちとは、全然違う経験と知識と視野で、子どもたちを見ています。
今まで積み重ねて来た、「子どもに与えたい音楽経験」を余すことなく提供しています。

今日やったことを、すぐにできるようになるようなら、誰もが音楽家です。
音楽は、算数や漢字とは違います。

私たちプロの与える、生の音楽に、まずは、浴びるほど触れさせてみませんか?
そこから何が生まれるか、何を感じるか、何を表現するか、子どもに任せて、じっと卵を温めるように見守ってみませんか?

「先生たちは、リトミックができていますか?」

答えは「NO。」です。
そういう視点で音楽やリトミックをやっていません。

赤ちゃんはリトミックできないの?
カナミ先生が、お子さんを連れて参加してくれました。
お子さんに何かやらせよう、お子さんが動いてなければ無駄だ、って思って連れているように見えますか?
私たちが、今、音楽に携わり、リトミック講師として働いているのは、まだ5ヶ月だったころに、母に連れられた音楽教室で優秀な成績を収めたからではありません。

音楽は、奥が深く、幅が広く、無限の可能性を秘めています。
  • LINEで送る

同じカテゴリー(おさんぽリトミックの方針)の記事
好奇心を大切に
好奇心を大切に(2013-09-23 15:43)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
赤ちゃんはリトミックできないの?
    コメント(0)